楽器・あきらめる気持ち

自分には無理だ、できないと思う気持ち。

私はいま、この気持ちを実感しているところです。
敵は篠笛。
お三味線を長く弾いていますので、《あきらめたら終わり》《楽器は続ける事で必ず成長はする》ということは十分分かっています。

しかし始めて4ヶ月の篠笛さん。日によって音が出たり出なかったり、音階すらあやしいという最大のピンチ。
高いドを出そうとして低いドが出る、低いドを出そうとしてに高いドが出る💧
「わたし笛の才能ゼロ!」と心の中で叫びました。

うまくいかないと逃げる理由を探し出します。
「わたし一体何目指して何になるの⁉︎」とか自分に八つ当たりします。
別に演奏家や先生を目指して習ったわけではなく素敵に吹きたいなぁ吹けたら楽しいだろうなぁで始めたはずなのに、辞める理由を考え出すと逃げるために「なんにもならない」という結論を出すための理由探しを始めます。

でもなんにもならないことないんです。
だって、弾けたら素敵だなぁって一歩踏み出して始めたのですから。
・・分かってる、分かっているのですが💧

これはほぼ自分に言い聞かせています😥

私の現在の体験なので篠笛ですが、これは他の楽器にも共通して言える思います。
自分が思うように理想通りに演奏するなんて、プロでも難しいです。

もし楽器をあきらめる気持ちになっている方は、習って半年や一年で自由に演奏できるとは思わず、気長に好きな楽器と触れ合うのが良いと思います。
必ず成長はしますから、ご縁のあった先生を信じて続ける事です。

この楽器の音が好き、弾きたい曲がある、という初心を大切にしてください。

私も、篠笛が敵ではなくお友達になれるように頑張ります。

藤本流三味線教室 仙台

成人の部は女性のみの教室です